【体験談】3人目を誘発分娩で生んだ時の話|私の出産レポ
こんにちは、未就学の3兄弟を育てながら副業デザイナーとして活動している、こはたにです。
私は末っ子の三男を出産する時に、陣痛促進剤を使用して誘発を行いました。
お医者さんから「誘発分娩をしましょう」と言われると、
「普通のお産より痛いの?」
「誘発をするとどれくらいで生まれてくるの?」
「誘発分娩ってどれくらい費用が掛かるの?」
などなど……、色々な疑問や不安が湧いてくるかと思います。私もそうでした。促進剤使用中に色々な方の体験談を読み漁りました(笑)
私の体験談が、「これから誘発分娩予定です」という方や、「今真っただ中です!」という方の参考になれば幸いです!
\この記事を書いたのはこんな人です!/
誘発分娩になった背景
誘発をすることになった理由は「赤ちゃんが大きすぎる・・・」からでした。
我が家は、長男・次男共に、3,500g超えの大きめベビー。
予定日を過ぎても生まれてこず、次男で2日超過、長男の時は3日超過で生まれてきました。
中期前半から、成長曲線の上限を超え始め、途中から測定不能に…。
妊婦検診の度に、かかりつけの先生から「大きいね~」と言われていました。
そして、三男も例に漏れず、中期から成長曲線の上限を超え、2週間以上サイズが大きいまま、後期に突入。
ただ、長男・次男、どちらもそんな感じだったので、特に気に留めることもなく、「うちの子どもは大きくなっちゃうんだよな~」とおっちり構えていました・・・。
が、38週3日のエコー検査時に、頭幅が97.5mmあり、「100mmを超えると難産になる可能性があり、最悪帝王切開も視野に入れなければならなくなる」とのことで、「予定日待たずに誘発した方がいい」と、医師から強く勧められ、39週4日で誘発をすることになりました。
(参考)三兄弟の生まれたときのサイズ感
頭幅のサイズを控えていなかったので、出産後の頭囲になりますが、長男・次男・三男のサイズ感はこんな感じでした。
- 長男:体重 3520g、身長 51.4cm、頭囲 34.5cm
- 次男:体重 3360g、身長 51.2cm、頭囲 34.0cm
- 三男:体重 3560g、身長 50.4cm、頭囲 34.8cm
三男は陣痛促進剤を使用して、予定日より前に生まれましたが、長男や次男に比べ、確かに頭のサイズは大きかったです。
ちなみに、長男と次男の出産にかかった時間は以下の通りで、どちらも途中で陣痛が弱くなってしまったため、促進剤を使用しての出産となりました。
- 長男:陣痛10分間隔→病院到着から24時間、予定日3日超過
- 次男:陣痛15分間隔→病院到着から27時間、予定日2日超過
誘発をしてから出産までにかかった日数
誘発をしてから出産までにかかった日数は約3日です。
陣痛促進剤を使用して誘発を行った当日は特に何も起こらず一旦帰宅しましたが、その翌日のお昼過ぎに破水し、入院することになりました。
実際に生まれたのは、更にその翌日、日を跨いだ深夜1時半頃です。
誘発を行った当日に出産になる方も多くいらっしゃるようですが、私の様に当日は何も起こらず、一旦帰宅になるケースもそこそこあるようです。
誘発~出産までの時系列
誘発から出産までの時系列は、下記の様な感じでした。
1日目
誘発のため朝一で病院に行き、午後まで陣痛促進剤の点滴を行いました。
看護師さん?助産師さん?から「30分置きに、10mlずつ増やしていって、今日は100mlまでやるよ」と説明を受けました。下の表の様な感じで増やしていきました。
時刻 | 陣痛促進剤使用量(ml/) |
10:00 | 10 |
10:30 | 20 |
11:00 | 30 |
11:30 | 40 |
12:00 | 50 |
12:30 | 50 |
13:00 | 60 |
13:30 | 70 |
14:00 | 70 |
14:30 | 80 |
15:00 | 80 |
15:30 | 90 |
16:00 | 100 |
16:30 | 100 |
曖昧な部分もあります。隣室で出産されている方などもいらっしゃり、看護師さん・助産師さんもバタバタされていたので、きっちり30分置きではなかったです。
- NSTモニターの装着
- お腹は、時々張る(NST:30~35)ものの、痛みは特になし
担当の先生の内診を受けるために分娩室に移動。
- 子宮口は指約1本分(1cm)開いている
- 「これやるとお産が進むからね~」と内診グリグリ
内診グリグリすると出血することが多いと説明を受けるも、特に出血せず。
内診グリグリの正式名称は「卵膜剥離(らんまくはくり)」と言うそうです。「子宮口に指を1~2本入れて、円を描くように指を動かし、卵膜を下部の子宮壁からはがすことで陣痛を促進する処理」だそう。
子宮口に指入れてたんだ!とビックリ。痛いわけです……。
お昼ご飯を完食。その後は、ベットの上でぼーっと過ごしました。
促進剤を使用している間は、子宮が収縮を繰り返すため、マラソンしているのと同じくらいの運動量とかで、気が付くと寝てしまっていたり……。
促進剤は50ml/h程度でお腹が張る間隔もバラバラ。特に痛みもありませんでした。
出されたおやつを完食。
自宅にいるとあまりゆっくりできないので、久しぶりに自分の時間を満喫。
持ってきた本を読んだり、動画を見たり、他の方の出産レポを読んだりしてました。
- 張りは若干強くなっている(NST:30~50)けど、痛みはなし
- 助産師さんから「まだ大丈夫そうだね!」と声を掛けられるくらい
陣痛促進剤が90ml/hを超えたあたりから、張りが一気に強くなり、痛みを伴うようになりました。張りと張りの間隔も規則的になってきました。
- 張りが強くなってくる(NST:40~60)、痛みも出てくる
- アプリで陣痛の間隔を計ると1分30秒~2分置き
100mlで、やっと呼吸が乱れてくるくらいの痛みを感じるようになりましたが、まだまだ我慢できるレベル。助産師さんと普通に会話できていました。陣痛の間隔は、2分弱程度、継続時間も30~40秒程度で、90ml/hの時から特に変わらず。
- 張りが強くなってくる(NST:50~80)、痛みが強くなってくる
- 陣痛の間隔は1分30秒~2分置き
本陣痛につながることなく時間が来て終了でした。
事前の説明で、4:30PMまで促進剤を使ってみて、変化がなかったら6:00PMまでやると言われていたのですが、「促進剤で陣痛起こしてるっていう感じで、あんまり進みそうにないな~」とのことで終わりました。
点滴が終わった後、針を抜く前に、担当の先生の内診、内診グリグリを受けました。本陣痛に結び付かなかったので、1日開けて、2日後にもう一回やろう、とのことでした。
- 子宮口は約2cm開いている状態
- 次回の誘発分娩時に陣痛促進剤+バルーンを使用
点滴の針を抜いてから、次回の処置についての説明を軽く受けました。また、誘発中に特に何も起こらなかった場合でも、刺激にはなっているので、その日の夜に破水するケースもあるとのことで、何かあったらすぐ電話するように言われました。
お腹の張りはまだ感じていたため、「帰宅途中で破水したらどうしよう」とハラハラしながら帰りましたが、何事もなく帰宅しました。
子ども達の寝かし付け終了後、トイレに行くと、血の混じった大量のおりもの(卵1個分の卵白くらいの量)がでました。
排卵前後の様な、どろっとした粘性のあるおりものだったため、おしるし?
お腹の張りは若干あったものの、痛みはほとんどなかったので、近所を15分程度散歩し就寝しました。
2日目
出血(おしるし?)はあったものの、特に痛みがあったわけでもなかったため、普通通りに過ごしていました。
体を温めると陣痛が来ることがあるというのをネットの記事で見かけ、お風呂に浸かったりしていました。
午後の1時半過ぎ、尿が漏れてくるような感覚があり、急いでトイレに行って確認するとナプキンが若干濡れていました。
色は血が混じっていたのかオレンジ色の様なピンク色でした。
病院に急いで電話をし、破水したかもしれないことを伝えたところ「直ぐに来てください」よのこと。
入院準備をしている間もチョロチョロと水が出てくる感じがあったので、大き目のナプキンをあてなおし、タクシーで病院に向かいました。
少量の尿漏れのような感覚。
病院に電話をして、破水したかもしれないことを伝え、入院準備。
- お腹の張り・痛みなし
- 陣痛が来ている感じなし
- 動いたり姿勢によって、水がかなり出てくる感じ
念のため破水かどうか確認するため内診を受けることに。
内診台に上がった時にダーッと水が出てくる感覚があり、「破水してるね」と言うことで入院が決まりました。そのまま陣痛室へ。
- お腹の張り・痛みなし
- 陣痛が来ている感じなし
若干の痛みが出てくるものの、特に規則的でもなく、痛かったり痛くなかったりが続く。
もし、このまま本陣痛につながらなければ翌朝促進剤を使いましょう、とのことで先生から言われました。
14時頃から特に痛み強さや間隔に変化なく、本当に生まれてくるのか不安になっていましたが、22時を過ぎたあたりから本格的に痛くなり始めました。
間隔は15分程度。
11時20分を過ぎたあたりから10分を切るようになり、痛みも更に強くなり始めました。
3日目
深夜0時を過ぎたころ、突然陣痛の痛みが変わり、いきみたい感覚が出てきました。
陣痛の間隔は2分だったり、8分だったりまちまちでしたが、助産師さんに伝えたところ、「分娩台に行きましょう!ご主人に電話してください!」とのこと。
息絶え絶えになりながら、夫に「そろそろ生まれそうだから病院来て!」と連絡。
よたよた歩きながら分娩台へ。
分娩台に上がってから内診を受けたところ、まだ子宮口が6cmしか開いておらず……。
痛みの間隔は3分を切っていましたが、「まだいきまないでね!」と言われ、いきみ逃しがかなりしんどかったです。
初産の時は1cm開くのにもかなりの時間がかかったので、もしかしたら分娩台で数時間苦しまなきゃいけないのかと絶望しました……。
陣痛が来るたびに助産師さんが子宮口の開きを確認してくれました。
10分で8cmまで開いたところで、「少しいきんでみようか」と言われ、陣痛がきたタイミングで軽くいきむことを3~4回。
助産師さんから「全開になったよ!いきんでいいよ!」のGOサイン!
たった20分程度で、4cmも開いたことに驚き!
本陣痛から約2時間で、無事に三男誕生。
本格的にいきみ始めてから4~5回ほどで出て来てくれました。
3560gで、三兄弟の中でも一番大きく生まれました。
心配していた頭囲も兄弟の中でやはり一番大きく、出てくるときに産道が少しだけ裂けたようですが、会陰は切開はせずに済みました(産後が楽でした!)。
誘発分娩にかかった費用
昼食とおやつ・日帰り・陣痛促進剤のみ使用・都内在住の私のケースで、8,000円弱でした。
平均的な金額は、1~3万円程度のようです。住んでいる地域や処置、病院によっても変わってくると思いますので、参考程度にとどめていただければと思います。
誘発分娩のまとめ
妊娠39週4日で誘発分娩を行い、39週6日(出産予定日の1日前)に無事出産しました。
陣痛促進剤を使用したその日は出産に結び付きませんでしたが、誘発が確実にトリガーとなって予定日よりも少し早く、可愛い三男に会うことができました。
これから誘発分娩を行う方や、今真っただ中にいる方の参考になれば幸いです!
皆さんが早く可愛い赤ちゃんに会えますように。
ここまでお読みいただきありがとうございました!何かの参考になれば幸いです。それでは今回はこの辺で!
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