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【3歳から】地獄でアイス?!想像力をくすぐる絵本「じごくにアイス」|絵本紹介

じごくにアイスイメージ
こはたに
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こんにちは、こはたにです。
未就学の男の子3人とバタバタした毎日を送っています。
日課にしている読み聞かせの中で、特に子供たちの反応が良かった絵本を紹介しています!

こはたに
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3兄弟ママ /副業イラストレーター
Profile
5歳、4歳、2歳の3兄弟を育てています。

妊娠から出産までで経験した体験談や、子供たちの成長、発達グレーの長男(自閉傾向ありで、現在療育に通所中)の経過などを、備忘録的に配信しています。

子ども達の大好きな絵本の紹介なども紹介しています。よろしくお願いします!
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「次は、どんな絵本を子どもと読もうかな?」

毎日の絵本選びは、楽しみであると同時に、ちょっとした悩みのタネでもありますよね。特に、子どもの好みがはっきりしてくる3歳頃になると、「これ読んで!」と持ってくるのが、毎回同じ電車や車の絵本ばかり…なんてことも。

もちろん、大好きな絵本を繰り返し楽しむ時間は、とても大切なもの。でも、「たまには違う世界のお話にも触れてほしいな」「新しい刺激を与えてあげられるような絵本はないかな」と、ふと感じることもあるのではないでしょうか。

とはいえ、絵本は数えきれないほどあって、「お気に入り」と呼べる一冊に出会うのは、なかなか難しいものです。せっかく選んでも、読んでみたら子どもが全く反応してくれなかったり、途中で飽きてしまったりすると、がっかりしてしまうことも。

もし今、「定番の絵本もそろそろ一巡したし、親子で楽しめる新しい一冊に出会いたい」と感じている方がいらっしゃったら、今回ご紹介する「じごくにアイス」(作:ナカオマサトシ、絵:澤野 秋文/ひさかたチャイルド)は、ぴったりかもしれません。

「地獄」と聞くとちょっと身構えてしまうかもしれませんが、登場する鬼たちはどこか抜けていて憎めないキャラクターばかり。

こはたに
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「読み聞かせがちょっとマンネリ気味…」「次に読む絵本を探しているけど、いつも似たようなものばかり…」そんな風に感じている方に、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

「じごくにアイス」ってどんな絵本?

主人公は、町で人気のアイス屋さん「こたろう」。ある日、バナナの皮にすべって転び、気がつけばなんとあの世に来てしまっていました。たどり着いたのは、閻魔様のいる「裁きの間」。けれど、そこは思いがけずバタバタと騒がしい空気に包まれていて…。

実は今、地獄では大事件が起きていたのです。かまゆで地獄の大釜が暴走し、大火事に。慌てて現場に向かう閻魔様と鬼たちの一行に、こたろうも巻き込まれ、気づけば地獄へと連れて行かれてしまいます。そこで突然、「お前も手伝え!」と鬼に声をかけられ、消火活動に参加することに。

ようやく火が鎮まったあと、へとへとに疲れた鬼たちがぼそっとこぼします。「つめたいもんでも食べたいなあ…」。その言葉をきっかけに、こたろうはひらめきます。「せや! わいがアイス、つくったろ!」。こうして、まさかの地獄でのアイス作りが始まります。

少し驚くようなテーマですが、この絵本に登場する閻魔様や鬼たちは、怖さよりもどこか愛嬌があり、うっかりミスやバタバタぶりに思わず笑ってしまうような存在です。ページをめくるごとに、予想外の展開やちょっとした笑いが散りばめられていて、「地獄」という言葉から想像するような暗さや重たさは感じられません。

イラストを手がけるのは、澤野 秋文さん。細部まで描き込まれた地獄の風景や、どこか憎めない鬼たちの表情には、思わず引き込まれてしまいます。アイス作りの場面では、マッドホルスタイン(地獄の牛)からミルクをもらったり、極寒の地獄のから氷を切り出したり、地獄ならではの素材や環境がユニークに描かれていて、読んでいるこちらまでワクワクしてきます。

何気ないページにも、小さな遊び心がちりばめられていて、親子で一緒に「ここ見て!」「この鬼、何してるのかな?」と話しながら読み進めるのも楽しい時間になります。

物語のおもしろさと、ページのすみずみまで楽しめるイラストの魅力。「じごくにアイス」は、読み聞かせの時間をぐっと盛り上げてくれるだけでなく、お子さんの想像力をふっとくすぐる一冊です。

おすすめの年齢と楽しみ方は?

「じごくにアイス」の対象年齢は、出版社の目安では「3歳から」ですが、愛嬌のある鬼たちや、こたろうのアイス作りに奮闘する姿に、年齢を問わず惹きつけられるようで、「小学生や大人も楽しめた」「2歳の子どもが夢中で見ていた」といった声も届いています。幅広い年齢で親しまれている、魅力のある一冊です。

  • 定番絵本は一巡したので、たまには違う世界も楽しんでほしい
  • ちょっと変わった絵本に挑戦したいけれど、子どもが気に入るか不安
  • 読み聞かせの時間を、「親子で笑える時間」にしたい
  • 絵本を通して、子どもとの会話や遊びをもっと広げていきたい

にも、ぴったりです!

思いっきり笑える時間に

鬼たちの大慌てな様子や、こたろうの行動に鬼たちのドタバタぶりや、こたろうのユニークな行動に「なにしてるんだろう!?」「おもしろいね!」と、自然と笑い声がこぼれます。かしこまらず、読み手の大人も肩の力を抜いて、子どもと一緒に笑えるひとときを楽しんでみてください。

絵をじっくり「探して楽しむ」

この絵本は、読む楽しさだけでなく、絵を「見る」楽しさも大きな魅力。とくに見返しページ(表紙の内側)には、登場キャラクターの紹介があり、「どこに登場しているかな?」と探してみるだけでも盛り上がります。読み終わってから「もう一回見たい!」と何度もページをめくるお子さんも多いかもしれません。

こはたに
こはたに

我が家でも、私が「今日はおしまいにしよう!」というまで、5回リピート貰いました。

「地獄ってなに?」の疑問に寄り添う

読んでいるうちに、「地獄ってなに?」「鬼は地獄で何してるの?」といった質問が出ることもあるかもしれません。

そんなときは、「昔ばなしでは、悪いことをいっぱいした人が行くって言われてる場所なんだよ。でもこの絵本の鬼たちは、なんだかドジでちょっとかわいらしいよね」と声をかけてあげると、怖さがやわらぎ、安心して楽しめると思います。「人に優しくしたり、大切な約束を守ったり、そういう気持ちを大事にしていれば大丈夫だよ」と伝えてあげるのもいいかもしれません。

ちょっぴり不思議でおかしな「地獄」の世界をきっかけに、子どもたちと「どう生きるか」を話す、そんなあたたかい時間が生まれるかもしれませんね。

「もしも~だったら…」で想像をふくらませる

こたろうが地獄でアイスを作る発想に触れたら、「ほかにはどんなスイーツが作れそうかな?」「こたろうがケーキ屋さんだったら、どんな地獄ケーキを作るのかな?」といったように親子で「もしも」の会話を楽しむのもおすすめ。もし「アイス作ってみたい!」という声があれば、実際に手作りアイスやおやつ作りに挑戦してみても楽しいですね。

こはたに
こはたに

我が家でも「アイス作りたい!」と言われました。まだ希望をかなえてあげられていませんが、子どもと料理を楽しむのもいいですね。

読むタイミングは、日中がおすすめ

お話の展開が賑やかで盛り上がるため、日中の遊びの時間や、気分転換したいタイミングで読むのが特におすすめです。寝る前に読む場合は、読み終えたあとに静かな絵本をもう一冊読んでクールダウンするのも良いかもしれません。

実際に読んだママたちの声

「じごくにアイス」を読んだご家庭からは、こんな声が届いています。

30代|3歳女の子ママ
30代|3歳女の子ママ

澤野秋文さんの絵が好きで購入しましたが、タイトルからしてインパクト抜群。地獄が舞台なのに、怖さはまったくなく、むしろ親子で声をあげて笑ってしまいました。アイスもおいしそうで、読み終わる頃には「食べたい!」とせがまれることも。ちょっと昔ばなしのような、とんちのきいたお話で、大人も楽しめました。

40代|小学生ママ
40代|小学生ママ

はじめは地獄というテーマに驚きましたが、怖がるどころか夢中になって読んでいます。ページの隅っこにいるネコを探したり、「この鬼、見返しにいたね!」と盛り上がったり。関西弁のテンポも楽しくて、読み聞かせにもぴったり。何度読んでも、新しい発見がある絵本です。

30代|4歳男の子ママ
30代|4歳男の子ママ

「地獄でアイス」という組み合わせが気になって購入しました。材料はどうするの?という疑問も、お話の中でしっかり描かれていて、面白かったです。登場する鬼たちもどこか人間くさくて、笑いながら読める一冊。関西弁も読みやすく、親子の会話が自然と広がりました。

「じごくにアイス」読み聞かせ
~我が家の体験談~

我が家の息子たちは、特に小さい頃、例に漏れず、乗り物に夢中でした。

本棚の半分以上が電車や車の絵本で埋まり、毎晩「またこれ?」と内心思いながらも、リクエストに応えて同じ本をローテーションで「ブーブー、カンカン、ブーン…」と、何度も読み続ける日々。

もちろん、好きなものにとことんハマるのは素敵なことだと思います。でも、「そろそろ違う世界にも触れてくれたら…」と、思い始めていました。

そんなときに出会ったのが、「じごくにアイス」です。

きっかけは、「ナンデ コンナ でんしゃ」という絵本で、電車がテーマということもあり、何度も繰り返し読んでいた一冊なのですが、ある日ふと、巻末に載っていた著者プロフィールに目を留めてみると、イラストを手がけている澤野秋文さんが、他にもいろいろな絵本を描かれていることを知りました。

「あの楽しい絵なら、きっと他のテーマでも子どもたちの心をつかんでくれるかも」と思い、さっそくネットで作品を探してみること。そこで見つけたのが、「じごくにアイス」。インパクト大のタイトルに、私の方が思わず惹きつけられてしまいました。

後日、子どもたちと一緒に書店へ行き、実際に本を手に取って表紙を見せながら「これ、どう思う?」と聞いてみると、「なにこれー!」「おもしろそう!」と目を輝かせる息子たち。その様子を見て、「これはきっと楽しめる」と確信し、迷わず購入を決めました。

初めて読み聞かせをしたのは、昼下がりのゆったりとした時間帯。関西弁の主人公・こたろうのセリフに戸惑いながらも読み進めると、子どもたちはその響きの違いを面白がって大笑い。なぜかたどたどしい読み方のほうがウケが良く、「なんか変!」とゲラゲラ笑ってくれたのをよく覚えています。

地獄の火事に巻き込まれたこたろうが、鬼たちと一緒にアイス作りに挑戦する場面では、「これなにやってるの?」「これ(キャラクターを指さし)なに?」と、質問の嵐。読後は「アイス、作ってみたい!」と、すっかりこたろうに影響を受けていました。

実際にアイス作りの動画を一緒に見たり、冷凍庫を覗いて「ここで冷やすんだよ」と話し合ったり。絵本の世界が、そのまま遊びや学びに繋がったような体験でした。

また、「地獄ってなにするとこ?」と聞かれた時は、「悪いことをした人が行く場所って言われてるんだよ。でもね…」と伝えることで、怖がらせすぎずに優しさや思いやりについて話すきっかけにもなりました。

「じごくにアイス」は、乗り物一辺倒だった息子たちの視野を、少し広げてくれた絵本です。親子で一緒に笑って、驚いて、話して、お気に入りの一冊になりました。

まとめ|「じごくにアイス」を読んで

「いつも同じような絵本ばかりで、ちょっとマンネリ気味…」「子どもの興味をもう少し広げてあげたいけど、どこから始めればいいか分からない」そんなふうに感じている親御さんにこそ、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

  • 「地獄」と「アイス」という意外性が生む、笑える展開
    舞台は地獄。でも、そこに登場するのは、どこか親しみやすい鬼たちや、関西弁で明るく振る舞うこたろう。ちょっぴりシュールでテンポのよいストーリーが、思わず親子でクスッと笑える時間を生み出してくれます。
  • 細かい描き込みとリズムの良さが光る、読み応えのある絵本
    澤野秋文さんのイラストは、地獄とは思えないほどににぎやかで楽しい世界。細部まで描き込まれた絵にはたくさんの発見が詰まっていて、ページをめくるたびに新しい発見があります。
  • 「どうして?」「なんで?」が自然と生まれる、きっかけの多さ
    「地獄ってなに?」「どうやってアイスを作ったの?」「この鬼、どこにいたっけ?」といった疑問が自然とわいてくる内容。好奇心を引き出し、親子の会話を広げる力があります。

物語に夢中になることで「想像する力」や「集中して聴く力」、こたろうの奮闘を見て「工夫する力」などが、子ども自身の中に少しずつ芽生えていく、そんな「心の栄養」が、ぎゅっと詰まっている絵本です。

そしてなにより、親子で「楽しいね」と笑い合える時間こそが、何よりかけがえのないもの。読み終わったあとに「また読んで!」と言ってくれる姿や、ふとした瞬間に「じごくに、アイス…」なんてつぶやく子どもの姿が、きっと温かな記憶として心に残っていくはずです。

もし今、「笑える絵本が読みたい」「ちょっと違う世界を子どもに見せたい」「新しいお気に入りを見つけたい」と感じているなら、ぜひ一度「じごくにアイス」を手に取ってみてください。この記事が、そんな絵本との素敵な出会いのきっかけになれたら嬉しいです。

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お読みいただきありがとうございました!
何かの参考になれば、とても嬉しいです。

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