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【3歳から】親子で笑って楽しめる!昭和から愛され続ける「からすのパンやさん」|絵本紹介

からすのパンやさんイメージイラスト
こはたに
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こんにちは、こはたにです。
未就学の男の子3人とバタバタした毎日を送っています。
日課にしている読み聞かせの中で、特に子供たちの反応が良かった絵本を紹介しています!

こはたに
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3兄弟ママ /副業イラストレーター
Profile
5歳、4歳、2歳の3兄弟を育てています。

妊娠から出産までで経験した体験談や、子供たちの成長、発達グレーの長男(自閉傾向ありで、現在療育に通所中)の経過などを、備忘録的に配信しています。

子ども達の大好きな絵本の紹介なども紹介しています。よろしくお願いします!
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「子どもにどんな絵本を選べばいいのか…。」「年齢や興味に合っているか、飽きずに楽しんでくれるか、そして長く読み続けられるか…。」
毎日の読み聞かせに向き合う中で、そうした悩みを抱えるママは少なくありません。

特に、「ストーリーのある絵本に触れさせてあげたいけど、文章が長いと聞いてくれないかも…」「たくさんの絵本の中から何を選んだら?」と迷ったとき、 ふと手に取りたくなる一冊があります。

それが、1973年に初版が出版されて以来、世代を越えて愛され続けている名作絵本『からすのパンやさん』(かこさとし 作/偕成社)です。

この絵本の舞台は、いずみがもりにあるからすの町。
4羽の子どもを育てながらパン屋を営むお父さんとお母さんからすが登場します。
ユーモラスな展開と、ページいっぱいに広がるユニークでおいしそうなパンの数々
子どもたちの想像力をくすぐり、思わず「これ食べたい!」と声があがるような魅力
がつまっています。

今回は、親子で読んで笑って楽しめる『からすのパンやさん』の魅力を、どんな絵本なのか、おすすめの年齢や読み方のコツ、実際に読んだママたちの声、我が家での読み聞かせ体験などを交えながら、じっくりご紹介していきます。

「からすのパンやさん」ってどんな絵本?

「からすのパンやさん」は、いずみがもりという森の中にある、からすたちが暮らす町を舞台にしたお話です。主人公は、4羽の子どもを育てながらパン屋を営むからす夫婦。物語は、子育てに奮闘する日常から始まり、ある出来事をきっかけに、パン屋さんにたくさんのお客さんが訪れるようになる姿を描いています。

この絵本の大きな魅力のひとつは、ページいっぱいに登場するユニークなパンの数々。テレビや自動車、懐かしの黒電話の形、果物や動物をモチーフにしたものなど、その発想の自由さと多様さに、大人も子どもも思わず引き込まれてしまいます。パンの名前を口にしたり、「どれが食べたい?」と親子で話しながらページをめくったりする時間は、自然な会話のきっかけにもなります。

また、絵の細部にまで工夫が凝らされている点も見逃せません。数えきれないほどのからすたちが登場し、それぞれの表情や動きに個性が感じられます。「白無垢を着ているからすがいるよ!」「これがマゴマゴじいさんかな?」と、小さな発見をしながら読む楽しさがあります。

物語の後半では、パン屋をめぐる騒動に消防車やパトカー、武装警官が駆けつけるというハプニングも。
「かじだ かじだ おおかじだ!」「なんだ どうした おおけがだ!」「じけんだ じけんだ だいじけん!」といった繰り返しのセリフは、声に出して読むことでリズムの楽しさが伝わる印象的なシーンです。夢中になった子どもが遊びの中で口ずさんでいた、という声も多く聞かれます。

初版から50年以上、長年読み継がれている理由のひとつに、「親の視点でも共感できるシーンがあること」が挙げられるのではないかと思います。

仕事に追われ散らかった家、なかなか整わない生活、それでも子ども達に愛情を注ぐからすの夫婦の姿に、子育てに奮闘するママやパパなら思わず胸を打たれます。時代が変わっても色あせない子どもへの深い愛情と温かさ、ユーモアが詰まった一冊です。
子どもだけでなく、大人にとっても心に残る読書体験になるのではないかと思います。

おすすめの年齢と読み方は?

「からすのパンやさん」は、絵本好きな子はもちろん、「普段あまり絵本に集中できない…」というタイプのお子さんにもおすすめしたい一冊です。 対象年齢としては、2~3歳ごろからが目安。文章量は多めですが、ページごとに描かれたたくさんのパンや、にぎやかに登場するからすたちの姿が、子どもの視線をぐっと引きつけてくれます。

特にこの時期の子どもたちは、「これなあに?」「どれが好き?」と自分の言葉でやりとりを始めるようになります。 そんな時期だからこそ、パンのページで盛り上がったり、登場するキャラクターの動きを一緒に追ったりと、読みながら親子の会話が自然と広がるのがこの絵本の魅力です。

「読み聞かせって、感情込めて読まなきゃダメ?」「声色を変えるのが苦手…」と思っている方もご安心ください。 この絵本では、少しテンポよく読めば、自然とお話のリズムが生まれます。特に後半に出てくるセリフ――「かじだ かじだ おおかじだ!」「なんだ どうした おおけがだ!」などの繰り返しのフレーズは、抑揚をつけて読むとまるで歌のようなリズムになり、子どもも思わず真似したくなるような楽しさがあります。

一方で、「文章が長いから飽きちゃうかも…」という不安がある場合は、全部を一度に読まなくてもOKです。 子どもが好きなパンのページだけを見たり、気に入ったセリフのところを繰り返したりするだけでも、しっかり絵本の世界に触れられます。「今日はここまで」「また明日ね」と区切って読むことで、続きへのワクワク感が生まれることもあります。

さらに、絵本に描かれている世界は、遊びや日常会話にも広がりやすいのが嬉しいところ。
読み終わった後にパン屋さんごっこが始まったり、街中でパン屋さんを見つけて「あ! からすのパンやさんだ!」と喜んだり…。そんな子どもの姿に、大人もほっこりとした気持ちになるかもしれません。

読み聞かせは「こう読まなきゃ」と構えず、子どもの反応に合わせてゆるやかに楽しむくらいがちょうどいい。 この絵本は、そんな“気楽であたたかい時間”を後押ししてくれる存在です。

実際に読んだママたちの声

他の方からは、こんな声も届いています。

30代ママ(2歳男の子)
30代ママ(2歳男の子)

文章は長めだけど、パンがたくさん登場するページは1歳半の頃からお気に入りでした。モノや動物の名前に興味を持ち始めた時期だったので、パンの形を見て「これは○○!」と嬉しそうに指差していて…。今では、消防車のシーンを暗記して、遊びの中で口にすることもあります。

20代ママ(3歳女の子)
20代ママ(3歳女の子)

お話はしっかり長さがありますが、うちの子は2歳でも集中して聞いていました。パンのページでは「これが好き!」と毎回違うものを選んで楽しんでいます。文章のテンポもいいので、読み聞かせているこちらも自然とリズムが出てきて、毎晩読んでって言われてます(笑)

30代ママ(4歳女の子)
30代ママ(4歳女の子)

評判がよいので買ってみたら、予想以上に子どもがハマりました。絵がとても細かく描かれているので、読むたびに新しい発見があるようです。「パンやさんごっこしよう!」と遊びにもつながっていて、読んでよかったなと思える一冊です。

「からすのパンやさん」読み聞かせ
~我が家の体験談~

「からすのパンやさん」を初めて読み聞かせた日のことを、今でもよく覚えています。
ページをめくるたびにあらわれる、ユニークなパンやからす達のイラストに、子どもたちの目がキラキラと輝いていました。

ある日、「このパン、みんなで分けて食べたいね〜」と話したところ、長男が突然「ぼくオモチちゃんね!次男はレモンちゃん!」と役割分担を始めました。すると次男も負けじと「三男はチョコちゃん!」とすぐに乗ってきて、からすになりきって大笑い。気づけば、絵本の世界がそのままごっこ遊びに発展していました。

その頃から、街でパン屋さんを見かけるたびに「からすのパンやさんだー!」と叫ぶようになったり、 「ひこうきパンを作りまーす!」といってお風呂の時間に桶でパン生地をこねる真似をし、想像を広げたり。絵本で出会ったものが、子どもたちの“現実”にも溶け込んでいるんだなと感じることが増えていきました。

パンだけでなく、後半の騒動シーンにも子どもたちは大喜びでした。少しスピードを加えて読むと、それだけで面白いようで大笑いしていました。 「かじだ!」「けがだ!」とセリフを覚えて、おもちゃのパトカーや消防車を並べて再現することも。 遊びの幅がぐんと広がっただけでなく、物語を自分なりにアレンジして楽しむ姿を見て、「絵本の力ってすごいなぁ」と改めて実感しました。

そして、大人の私が心を動かされたのは、からすの夫婦がどんなに忙しくても、どんなに生活が大変になっても、子どもたちに目を向け、愛情を注ぎ続けているところでした。当時、育児や仕事すべてが中途半端で「ダメな母親だ…」と自己嫌悪に陥っていた私にそっと寄り添ってくれました。

この絵本は、子どもが楽しめるのはもちろんのこと、親にとっても温かく慰めてくれる、そんな一冊なのかもしれません。

まとめ|「からすのパンやさん」を読んで

「からすのパンやさん」は、子どもたちの「おもしろい!」がぎゅっと詰まった一冊。
ページをめくるたびにあふれ出すパンのアイディア、にぎやかで活気あふれる展開、どこか懐かしくて温かい世界観…。親子で笑って楽しみながら、日常の中に豊かな時間をもたらしてくれる絵本です。

日々読み聞かせをしながら感じた、この絵本の魅力は大きく分けて3つあります。

まずひとつめは、子どもの興味や想像力を大きく刺激してくれること。
ユニークなパンをきっかけに会話が広がったり、遊びに発展したりと、読み終えたあとも物語が“続いていく”力を持っています。

ふたつめは、読み方の自由度が高いこと。
文章量が多くても、無理に読み切る必要はありません。 好きなページだけを一緒に眺める、印象に残ったセリフをまねして遊ぶ、そんな“その子なりの楽しみ方”が自然と見つかる絵本です。

そして最後に、大人の心にも響く優しさがあること。
子育ての忙しさや家族との向き合い方に重なるシーンも多く、絵本を通して親の気持ちがふっと軽くなる、そんな場面もあるかもしれません。「うちの子にはまだ早いかも」「読み切れるか心配…」と思っていた方にも、ぜひ一度手に取ってみていただきたい一冊です。

絵本は、親子のための「正解のない時間」。 読むたびに新しい発見があり、子どもの反応も少しずつ変化していく、 そんな成長の記録のような一冊になると思います。

こはたに
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お読みいただきありがとうございました!
何かの参考になれば、とても嬉しいです。

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3兄弟ママ /副業イラストレーター
5歳、4歳、2歳の3兄弟を育てています。

妊娠から出産までで経験した体験談や、子供たちの成長、発達グレーの長男(自閉傾向ありで、現在療育に通所中)の経過などを、備忘録的に配信しています。

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